2015年12月1日火曜日

読了。無痛、久坂部羊 20151201

・おすすめ度
 6/10。魅力的な登場人物が多かったが、その描写がストーリーに追いつかず物足りなさを感じました(続編第五番 無痛Ⅱ (幻冬舎文庫) が出ているようです。)。

・手に取ったきっかけ
 テレビドラマの原作になっていたので。(毎週観るよりも時間がかからず面倒じゃない)

・感想
 医療ミステリーです。
 あらすじはamazonのレビュー に譲るとして、残虐な未解決殺人事件から刑法第39条:心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する について考えさせられる話でした。
 また、登場する天才診断医:為頼はドクターハウスのごとく、外見からの診察で病気を発見でき、診断のシーンは勉強になりました。
 著者:久坂部 羊は医師であるため、手術の描写、病院内部の仕組みについては鮮明に表現されております。痛みや熱さを感じない先天性無痛症の登場人物がいるのですが、「自分の痛みがわからないと人の痛みもわからない」との納得させられました。


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