2013年10月18日金曜日

永遠の0 を読んだ。

永遠の0を読みました。
2つの場面が交互に出てくる話です。
村上春樹的な展開というとわかりやすいでしょうか。
1つは現代。
司法浪人でぶらぶらしてる弟とフリーライターの姉が主な登場人物。
あるとき祖父は実の祖父でなく継祖父(祖母は未亡人になり再婚していた。)であることを知る。
祖父のことを調べると神風特別攻撃隊であったことを知る。
そこで戦友会から同僚を探し話を聞きに行く。
そこで2つ目の場面、戦時中の場面。
これは前線で命をかけて戦っている人々の描写がうまい。
それぞれに親、兄弟、妻、子どもがいる。
しかし上の命令には逆らえない、それが帝国軍。
無能な指揮官のために犬死させられた者。
死ぬとわかっていても、どんなにおかしな作戦にでもイエスマンになり参加せねばならぬこと。

この作品を読んでいただきたいの会社員の方です。
無能な上司。何もせず日がな一日エロ動画を見ている上司。立ち回りだけがうまい上司。
私はそこに日本軍がぴったりあてはまりました。
毎日現状をどうにかしたいと思っている方は面白いはず。
最後は驚きの展開です。
良かったら読んでみてください。

永遠の0 (講談社文庫)

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